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今日の一冊

 

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2015年9月10日「REEBOK CLASSIC 100 People Episode」というムックが発売されました。この本の内容がかなり面白い。なぜなら自分にとって思い出深いシューズやエピソードが数多く掲載されているから。今となっては知らない人も結構いるみたいなんですが、自分はフリーライターになる前の1988年の4月から1998年の4月まではリーボックジャパンでサラリーマンをしていて、短い期間を除くと専らフットウェアのプロダクト担当でした。ベンチレーター、シャックアタック、インスタポンプフューリー、DMXランetc.自分が発注した思い出深いシューズは数えきれませんが、現在これらのプロダクトはREEBOK CLASSICとしてワールドワイドで展開され、良好なセールスを記録しています。実はこのコレクションは結構歴史が長い。ほぼ同じポジショニングにあるアディダス オリジナルスやナイキナイキスポーツウェアが正式にブランディングされたのが2000年代に入ってからだったのに対して、REEBOK CLASSICが始動したのは’90年代の初期のこと。このときのことはよく覚えています。

 

リーボックというブランドは’82年にリリースされたフリースタイルを始めとした衣類用のガーメントレザーという薄くて柔軟な天然皮革を使用したスポーツシューズがパフォーマンスシーンよりもカジュアルシーンで大ヒット。これをきっかけにイングランドのローカルスポーツシューズブランドから世界屈指のスポーツブランドへと飛躍し、’90年代初頭までは順調に売り上げを推移させましたが、スポーツシーンでもブランドを浸透させないと、伸び悩みが確実に来ると判断した人物がいました。それがこの当時ヘッドハンティングされて入社したエグゼクティブの一人で、彼はパフォーマンスラインを強化させるためにアッパーサイドにベクターと呼ばれるブランドストライプをクッキリと目立たせたパフォーマンスシューズと、フリースタイル、ワークアウトのようなシンプルなデザインのシューズを明確に区分するよう指示します。こうしてベーシックなフリースタイルやクラシックレザーなどがラインアップされたコレクションがREEBOK CLASSICとして出発することとなったのです。ちなみに日本で初めてのREEBOK CLASSICのタイアップ広告は1992年9月11日号の「anan」に掲載されましたが、このときのモデルが歌手デビュー前の安室奈美恵さん。スタイリングは当時のトップスタイリストの安野ともこさん。今見てもかなりインパクトのあるビジュアルだと思います。そして23年後「REEBOK CLASSIC 100 People Episode」の裏表紙は玉城ティナさん。安室奈美恵さんと同じ沖縄出身というところにちょっとした因縁を感じました。

 

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「カワイイなぁ!」と思いましたが、このときは彼女がのちに日本を代表するシンガーになるとは思いませんでした。

 

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REEBOK CLASSIC 100 People Episode」の表紙はインスタポンプフューリーのオリジナルカラー。裏表紙は玉城ティナさん。REEBOK CLASSICのキャップもカッコイイ!それにしても2年前に国立競技場のイベントで会ったときと比べると「別人か!?」と思うくらい大人っぽくなっています。